家を建てるならなら南道路の土地がベスト？南道路のメリット・デメリット

土地選びをするとき、「日当たりの良い土地」を条件とする方は多いですよね。

日当たりを重視する場合、「土地に対してどちら側に道路があるのか」ということは重要なポイントです。

「南側に建物がない南道路のほうが日当たりが良いのでは？」と思っている人も多いのではないでしょうか。

ところが、必ずそうとは限らないことも。

この記事では、「南道路のメリット・デメリット」をご紹介します。

南側道路が人気の理由・メリットは？

まずは、なぜ南側道路が人気なのでしょうか？

一番の理由として、『日当たりの良さ』です。
南側道路の土地は敷地の南側が道路なので日光を遮るものがなく、日当たりを確保しやすいため人気があります。日が差し込み暖かいので、冬場の光熱費削減にも繋がります。

ただし、道路を挟んで向かいにマンションなど高い建物がある場合は日当たりが悪くなってしまう可能性もあるので確認が必要です。

ふたつめの理由として、『開放感があるから』です。住宅の間取りは、南側に向けてリビングの窓などの開放部を設けることが多く、南側が道路になっている土地では、近くに建物がなく視界が開けているので、開放感を得ることができます。

南道路の土地にもデメリットはある？

南道路の土地のデメリット

「日当たりが良くて人気の南道路」ですが、いくつかのデメリットがあります。

• 土地の坪単価が高い
• プライバシーの確保が難しい
• 庭と道路が隣接している

土地の坪単価が高い

家づくりにおいて一番頭を悩ませるであろう予算の問題。
南道路の土地は坪単価が高く、土地代で大きな価格差が生まれます。
一般的に土地の価格を方角ごとに比較するとこのような順位になります。

プライバシーの確保が難しい

リビングの大きな窓が南側にあるということは、その窓が人通りのある面に向いているということ。
「車や人が通るので落ち着かない」「道行く人から家の中が見えやすい」などのデメリットがあります。

目隠しのための対策として、外構にフェンスを設置する、カーテンを閉めるなどがありますが、フェンスの設置費用がかかったり、カーテンを閉めることでせっかくの日当たりが少なくなってしまうことも頭に入れておいた方が良いでしょう。

庭と道路が隣接している

南道路の土地の場合、家の南側に庭を作ることが多く、庭と道路が隣接します。
子供が庭で遊ぶ場合、道路への飛び出しに気を付けなければいけません。
また、駐車場と庭が隣接する場合はボールやおもちゃが車に当たり傷がつく可能性も高くなります。

こんな場合は南道路がおすすめ！

人気の南道路の土地にもいくつかデメリットはありますが、下記に当てはまる場合は南道路の土地がおすすめです。

• 平屋を建てたい方
• 確実に日当たりを確保したい方
• 予算に余裕のある方

平屋を建てたい方

平屋の場合、北側に2階建て以上の建物があると日当たりの確保はかなり難しくなります。
平屋で日当たりを確保したい場合は、間口の広い南道路の土地を選ぶことで採光を増やすことができます。

確実に日当たりを確保したい方

南道路の土地であれば、道路を挟んだ北側によほど高い建物がない限りは日当たりを確保しやすいです。
吹き抜けを作ったり、玄関を東・西側に持ってくることで、南面をさらに有効活用することができます。
南東角地の場合は、東側からも日が差し込むので、早い時間から明るくより暖かさを感じるでしょう。
ただ、デメリットでも挙げたように、カーテンを閉めっぱなしにしなくても良いようにする工夫が必要です。

予算に余裕のある方

土地の坪単価が高く、プライバシー対策にも予算が必要となる南道路の土地。予算が限られている場合は少々ハードルが高いですが、そこさえクリアできれば最高の家づくりができるかもしれません。

まとめ

以上、南道路の土地のメリット、デメリットでした。

我が家が土地を決めるまでに感じたことは「土地探しはタイミング」ということでした。
自分の理想通りの土地があるのは奇跡に近いのではないかと…。
立地、日当たり、価格、建てたいハウスメーカーなど優先順位をしっかりと決めてから土地探しを行うことをおすすめします。

後日、「北道路のメリット・デメリット」について公開予定です。