【新築】太陽光発電は必要?パネルはどれくらい乗せる?

太陽光パネルを採用した理由

家を建てるにあたって、太陽光パネルは絶対!と決めていました。
それは「太陽光のメリット・デメリットを理解したうえで元を取れる!」と確信したから。

我が家が家づくりを考え始めたのは2021年の6月で、その頃はまだ電気代が大幅に上がる前でした。
元々は賃貸マンション住まいでしたが、毎月の電気代は1万5000円以上かかっており、電気代を節約するために太陽光発電について調べまくりました。

目次

太陽光パネルは時代遅れ?

ネットや本、YOUTUBE、SNSなど色々調べていると「太陽光パネルはおすすめしません!」「太陽光は載せるな!」という投稿や動画が多く目につきました。

  • 売電価格が下がり、収入が見込めない
  • 家のデザインに制限がかかる
  • 雨漏りのリスクがある
  • メンテナンス費用がかかる など

人間の心理として、メリットよりデメリットの方が気になってしまうんですよね…。
こういった不安を煽るようなタイトルは「再生数を稼ぐためだな」と思ってしまうのは私だけでしょうか笑

信頼できる情報を見極める

私はしっかりとした計算された数字や根拠がないと納得できないタイプなのですが、信頼できる情報を得たことで太陽光パネルの採用に決心がつきました。

FIT制度を理解する

FIT制度とは「再生可能エネルギーの固定価格買取制度」のことで、先のデメリットで言っていた「売電価格が下がっている」というのはこの制度の買取価格のことを指しています。

この制度が始まった当初の買取価格は42円/kwh。
2023年は16円/kwh。

「買取価格が安くなったから、太陽光パネルをつけても損だ!」というのは間違いなのです。
FIT制度は、国が太陽光パネルの設置を促進するために作られた制度で、「太陽光パネルを設置して元が取れるようにするためのもの」であり、設置にかかる費用を考慮して買取価格が決められています。
買取価格が下がっているのは、太陽光パネル自体の価格が下がったためです。
設置にこれだけの費用がかかるから、この買取価格にすれば10年以内に元が取れるだろう」という計算がされています。

FIT制度についてはこの動画で詳しく説明されていて参考になりました。

妻におすすめされましたが、ちょっと小難しいので好き嫌いは分かれるかもしれません笑

地域の発電量・日照時間・晴天率を調べる

FIT制度があるとはいえ、その土地によって気候が異なるので、自分の地域が太陽光発電に適しているかどうかを調べることは必要です。

我が家は北海道なので、都道府県別でみると圧倒的に不利!!
しかし、北海道は地域によって気候が大きく変わってきます。
我が家が住んでいる地域は、北海道だけではなく全国的に見ても上位の日照時間の地域だったことで、太陽光パネル採用の決め手となりました。

「 〇〇市 日照時間 」「 日照時間 全国 ランキング 」など、ワードを色々変えながらいろんな年の気象データを漁りました。 

生活スタイルに合っているか(自家消費できるか)

太陽光発電の有効利用は「どれだけ自家消費できるか」という点が重要になります。
どうしてかというと、

売電した場合の単価は16円/kwh
電力会社から買った場合は35円/kwh(2023年5月平均値)
売っても16円にしかならないけど、売らずに使えば35円浮く!ということです。
売電ではなく自家消費することで、太陽光発電のコスト面でのメリットが大きくなります。

でも、「昼間は家にいないから電気を使わなくてもったいない」という人も多いと思います。
我が家も共働きなので昼間は不在です。
蓄電池も検討しましたが、今はまだ価格が高く、費用対効果が見込めなかったためとりあえず見送り。
日中にエコキュートの湯沸かし、洗濯&乾燥など家電をフル活用しています。

自身の生活スタイルで自家消費できる見込みがあるかを予め考えておくことが大切です。

休みの日に料理の作り置きをするのも、電気代の節約になっていると思います。
家事を楽にするための家電を気兼ねなく使えるので良かったです。

太陽光パネルの設置量とコスト

実際に我が家がどのような太陽光パネルを設置したか、設置にかかった費用についてです。

我が家の太陽光パネルの概要

枚数12枚
容量4.68kW
メーカートリナソーラー
パワコン5.5kW
パワコンメーカーダイヤゼブラ電機(田淵電機)
費用111万円(2022年8月時点)


設置の量については自家消費メインの場合は4~5kw程度あれば十分かと思い、屋根に乗せられるスペースと合わせて考えた結果、このようになりました。ソーラーパネルメーカーとパワコン選びは工務店の担当者におまかせしました。

太陽光パネル1枚の重さは21kg、12枚乗せると252kg。
この重さに耐えられるような家の設計にする必要があるので、もしも後乗せにする場合は注意が必要ですね。

費用はパネル+パワコン+工事費など込みの金額です。
それぞれでの見積もりは貰っていなかったので、明細はわからず…。
金額についてはパネルのメーカーやハウスメーカーによって大きく異なってくるかと思います。

家づくりは色々考えることが多くて、全部徹底的に調べる!というのは限界がありました笑

感じたデメリットはある?

初期費用がかかる

太陽光パネルを取り入れるときに一番負担になるのが費用面ですよね。
かかった費用は111万円なので、10年で元を取ろうと思うと月々1万円のコストメリットがあればOK。
我が家は比較的発電量が多い地域なので「おそらくいけるだろう!」と思い、先行投資として考えました。

パワコンがたまにうるさい

間取りの関係上、パワコンが寝室のウォークインクローゼットに付くことになりました。
発電しない時間帯は動かないので基本的には気にならないのですが、太陽の出る早朝に音が鳴ることが…。
たまに鳴るのか、気づいていないだけで毎日鳴っているのかは不明です。

気持ちが天気に左右される

晴れているとたくさん発電するので嬉しくなります(笑)
逆に天気が悪いとテンションが落ちます。

休みの日に晴れていると、「たくさん発電しているうちに、洗濯や料理を済ませようかな。」という気になり、家事へのモチベーションが上がるのでメリットでもあるかもしれません笑

実際のところ太陽光パネルはアリ?

我が家は給湯はエコキュート、調理はIH、食洗機にドラム式洗濯乾燥機、ロボット掃除機と電気を多く使っていると思います。住み始めたのは7月でしばらくはエアコンもガンガン使用していました。

7月の電気使用量は548kwhで、太陽光発電なしだった場合の電気代は24,000円ほどになります。
実際請求されたのは6,219円で、売電した分が4,845円、実質負担額は1,374円でした。

夏なので発電量が多い時期ではありますが、想像以上にコストメリットが大きかったので満足しています。
もう少し節電を意識すればさらにプラスになるかもしれません。

これから雪が降った時にどうなるか、時間が経ってのメンテナンス費用がどうなるかが気になるところではありますが、個人的には太陽光パネルを設置するメリットは大きいと感じています。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次